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都会のゴミを地方に押し付けるな!!~秋田県大館市の市民運動団体と交流~

6月30日、秋田県大館市に「セシウムを含む焼却灰受け入れ再開に反対する母の会」(協同代表:畑沢貴美子さん、菅原あつ子さん、齋藤範子さん)を訪ねました。

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東埼玉資源環境組合は清掃工場から出る焼却灰のうち、化学毒性の強い焼却飛灰の処理を秋田県大館市にあるリサイクル業者「エコリサイクル秋田」に委託してきました。そこで重金属類を取り除く処理をされた焼却飛灰は市内にある花岡鉱山跡に埋め立てられていました。花岡鉱山は戦争中に強制連行されてきた中国人労働者が過酷な労働条件に耐えかねて蜂起した「花岡事件」でも有名です。

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(エコリサイクル秋田のプラント)

ところが福島第一原発爆発事故の影響で大館に持ち込まれる焼却飛灰に大量の放射性物質が含まれるようになります。千葉県流山市から持ち込まれた飛灰から2万ベクレルを超える放射性セシウムが検出されました。「エコリサイクル秋田」と大館市は全ての焼却飛灰の搬入を中止。東埼玉の焼却飛灰は行き先を失いました。畑沢さんたちのグループは受け入れ再開に反対する運動を展開。大館市は市民の声に応えて飛灰の受入を凍結させたままです。

「とにかく私たちは大館を守りたい、それだけです。子供たちの未来を考えたらセシウム入りの焼却灰は絶対に受け入れられません。NOです」と協同代表の一人である畑沢さんは私たちにはっきり受入再開反対の意志を語りました。

「心配なのはすでに高濃度のセシウムを含む焼却灰が搬入されている可能性があることです」と、もう一人の協同代表である菅原さん。セシウムの計測が始まったのは事故があった3月から4ヵ月後の7月上旬。放射性物質の飛散が最も深刻な時期には全く規制のない状態で、焼却飛灰の搬入は続いていました。表面に盛土がされている現在では空間線量はそれほど高くありません。しかし密閉型でない処分場に埋められた灰が地下水と混じって環境中に流失する可能性は無視できません。「すでに埋められてしまった灰の線量を測定し、汚染されているなら掘り出す処置が必要になります。これが今の課題の一つです」

飛灰受入反対を主張している「母の会」ですが、飛灰の搬入先の一つである千葉県流山市の市民運動団体とは連絡を取り合い、情報交換を継続しているそうです。「松戸の人たちにも最終処分場の現実を知ってもらいたい。その上でいっしょに解決策を考えたい」と「母たちの会」のみなさんは語ります。

そのうえで切実な要求として私たちに突きつけられたのが「持ってくるな」という声です。ごみ焼却を続けるというなら、危険なセシウム入りの灰の押し付けはするべきでない。どうしてもごみを燃やすなら最低限、自分たちの地域内で焼却灰を処理する方法を考えるべきだ。完全密閉型の処分場を自区内に早急に作るべきではないか。ぜひそういう運動を展開してほしい、と訴えられました。

原発震災以降、ごみ焼却にかかるリスク、コストはますます増大してきていると私たちは主張してきましたが、そのことが如実に突きつけられる交流会になりました。

ちなみに東埼玉資源環境組合は秋田に変わる新しい飛灰の引き受け先を見つけたと言われていますが、それが何処かは明らかにされていません。見えないところ、見えないところへと、見たくないものを押し付け続ける。こんなことをいつまでも続けるのは無理です。ごみ処理における焼却依存を減らすことを真剣に検討する必用があると考えます。

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(事務局)


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