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東埼玉 紙・布リサイクル工場見学会(11月8日)

ごみ減量市民プランの第一段階は紙布ごみの減量=再資源化の促進による焼却ごみの減量です。これらのごみは分別し再資源化するためのルートが既に出来上がっています。にもかかわらず、焼却ごみの約半分を占めているのが実情です。今あるシステムをもっと生かしてごみ減量につなげるべき。その要になる紙・布の再資源化にかかわる会社が東埼玉地区にもたくさんあります。11月8日、市民プランをつくる会は「東埼玉紙布リサイクル工場見学」を実施。市民14名が参加しました。訪問したのは、古紙問屋の『株式会社今井・越谷営業所』、古着リサイクルの『黒崎商店』、牛乳パックでトイレットペーパーなどを作っている『日本製紙クレシア・東京工場』の3つの事業所です。

(1)株式会社 今井 越谷営業所

株式会社今井越谷営業所は越谷の古紙問屋。越谷市が回収する紙ごみを引き取り、仕分けをして製紙工場などに販売しています。自治会や子供会による集団資源回収であつまる紙類も受け入れているので搬入量は土曜日や日曜日も多いとのこと。マネージャー代理の加藤吉明さんが工場の案内と説明をしてくれました。

ここに入ってくる紙類は「古新聞」「古雑誌」「段ボール」の3種類に仕分けされて、ダンボール工場や製紙工場に出荷されます。古ダンボールは新ダンボールの、古雑誌はダンボールやボール紙の、古新聞は新聞、週刊誌、印刷用紙などの材料になります。使用済み牛乳パックはトイレットペーパーやテッシュペーパーの材料になります。「雑紙」として回収された分は内容によって「古新聞」か「古雑誌」のいずれかに分けられるとのことでした。

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「分別の方法がなかなか浸透しない」と加藤さん。出荷した古紙類にもしも「禁忌品」=再資源化に適さないモノが混入していた場合、全てが返品されてしまいます。会社にとっては大変なリスクです。「雑紙もいいけれど禁忌品の混入が多い。迷ったら可燃物に出してほしいという気持ちはあります」とのこと。プランの第1段階を達成させるためには越えるべきハードルがあるようです。

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ちなみにどんなものが禁忌品なのかというと・・・・
古紙は再生するときに薬品を入れた水に溶かします。その時にいっしょに溶けてしまうものは基本的にダメ。油やビニル類はダメだそうです。油の付いたダンボールもダメなので食品残渣は天敵。紙おむつもダメです。マド付き封筒もダメですが、マドの部分のビニルを外してしまえばOKだそうです。

(2)黒崎商店

黒崎商店は布類のリサイクルをしている会社です。社長の黒崎さんは越谷市のごみ減量推進委員も務めており、ゴミ減量化にも熱心です。

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この会社は古着を引き取り、100種類以上に分別しています。衣類として再利用が可能なものは種類ごとに分別。それが出来ないものは工業用のウェスに加工されます。選別も加工もほとんどが手作業です。

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昨年の越谷市からの古着の搬入は約450トンで、一人当たり1.5キロ程度だったそうです。八潮市は約110トンで一人当たり1.4キロ。草加市は自治体による回収がなく、ボランティア団体による集団資源回収で一人当たり200グラムほど。しかし普通に生活している人が1年間に捨てる古着の量は5キログラム程度という統計もあるそうです。そこからすればもっと集められるのではないかと黒崎さんは言います。

再利用可能な古着の多くは輸出されます。ちなみに一番高く売れるのは女性のブラジャーでキロあたり400円ぐらい。逆に安いのは背広で10円ぐらいだそうです。

(3)日本製紙クレシア東京工場

草加市松江にある日本製紙クレシア東京工場はテッシュやトイレットペーパー、紙タオル等の生産を行う巨大な工場です。ここでは材料にパルプと一緒に使用済牛乳パックなどを使っています。(今井さんからも購入しているそうです)使用済みパックの他にもパック工場で表面の印刷に失敗したものなども使われています。残念ながら写真撮影は禁止でしたが、工場で紙パックからパルプを取りだす装置などを見学させていただきました。

日本で使われる牛乳パックのうち、回収されているのは約3割。回収されたパックのなんと8割がこの工場に集まります。工場の敷地内には分別して仕分けられた廃パックが山積みです。この工場が牛乳パック再利用に取り組み始めて20年以上。いわば草分けです。ここでの再資源化の技術研究と、廃パック回収のルート整備が共同歩調を取ってきた結果、回収分のほとんどがここに集まるようになったとのことでした。

事業部長の磯部さんのお話ではこの工場で牛乳パックから再生したパルプの品質はバージンパルプとほとんど同程度の品質で、電子顕微鏡でも使わなければ両者の違いは区別できないほど。1リットルの牛乳パック6枚でトイレットペーパー1本分の再生パルプが採取できるそうです。トイレットペーパーには約2割、トイレ用の紙タオルには約5割の再生パルプが使用されているそうです。

最後に建物の前で記念撮影をさせていただきました。

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